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【40代の転職】即戦力は適応力と読み替えよう。

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即戦力のイメージ画像

「即戦力、積極採用!」

よくある求人広告のキャッチコピーです。

転職サイトなんかを開くと必ずと言っていいほど見かける表現だと思うんですが、みなさんはこのキャッチコピーって誰が考えているかわかります?

求人を出している企業でしょうか?

いいえ、違います。

求人を掲載している転職サイト側の人間が考えています。多くの場合は担当営業ですね。

なんでそうなるのか。

お金の流れを考えれば答えを出すのは簡単です。企業が転職サイトにお金を払っているから。

求人を出している企業ってのは転職サイト側にしてみれば言わば「お客様」。転職サイト側が企業に対して便宜をはかるのは当然です。

「即戦力、積極採用!」というコピー、転職者側にしてみればちょっと敷居が高い感じになっているじゃないですか。「即戦力じゃない人は来ないでね」みたいなw。これは転職サイト側が企業のためにやっているからこうなるんです。

僕も経験があるのですが、いい人材が欲しいみたいなステレオタイプなことを言ってしまうと担当の営業にかなりの確率で「即戦力募集!」みたいにされちゃいますw。

ということはつまり?

そうです、企業側もよくわかってないんです。

「とりあえず即戦力募集にしといたろ」

本当にこんなノリですw。なので「即戦力」って言葉はスルーしてかまいません。言い換えるのであれば「適応力」あたりがベストですね。

即戦力の定義

一つの仕事(スキル)をその習熟度でレベル分けするとこうなります。

  • レベル1:上司の指示があればできる
  • レベル2:上司の管理があればできる
  • レベル3:自分で一通りできる
  • レベル4:既存のやり方を洗練させることができる
  • レベル5:新しいやり方を作ることができる

中途採用で即戦力とされるのはレベル4以上ですかね。一般的にはレベル3が一人前と呼ばれる状態のはず。なのでその一段上からが即戦力と呼ばれるレベルとなるのは間違いないでしょう。

つまり最低でもレベル4、できればレベル5は欲しいということ。

自分で新しいやり方や仕組みを作れるのがレベル5です。正直、結構レベル高いですよね。

新しいやり方を作るには、課題を見つけ、解決策を考え、上層部の許可をもらい、周囲を巻き込んで具体的な形にするところまでやらなければなりません。業務のフロー自体を変える必要だって出てきます。

というか会社員がここまでできるようになると、いよいよ独立も視界に入ってくるのではないでしょうか。

もちろん独立というのはあくまで一選択肢にすぎませんが、一人でそのくらいは当たり前のようにできるのが即戦力と考えてもらうとわかりやすい気がします。

ただ僕は、転職していきなりそんな風にできる人をこれまで一度も見たことがありません。だって絶対に無理だもんw。

即戦力は適応力と読み替えよう

どうして無理か?

人や会社の数だけ正解があるからです。

例えばプログラムってありますよね。

JavaScriptでもRubyでもPythonでも何でもいいんですが、好き勝手にプログラムを書けばいいってもんじゃないんです(プログラムを書くことをコーディングと言います)。

もちろん自分しか使わない自分だけのためのアプリなら好き勝手やっても構いませんよ?

でも普通はチームを組んでアプリを開発します。みんなが好き勝手に自分の規約(ルール)でコーディングをしたら、メチャクチャになるに決まってるじゃないですかw。そういうところからバグが生まれるんです。

なのでどんなに優秀なプログラマでも絶対に会社の定めたコーディング規約に従わなければなりませんし、そのためほとんどの会社はまず上司の管理下に置いて様子を見ます。

もちろんコーディング規約は会社やプロジェクトによって変わるのが一般的です。

つまり、どんなに優秀な人材でも新しい環境になったら、レベル1〜3あたりのステップを改めて踏まなければならないってことなんですよ。いきなりレベル5をやれなんていう人はいません。いたらその会社は間違いなくブラックだw。

だから企業的にはレベル1〜3あたりのステップを最短距離で踏んでくれる人、自分たちのやり方に素早く順応してくれる人が一番ありがたい。これって要は「適応力」ですよね。

はい、まとめます。

求人に書いてある「即戦力」は「適応力」と読んでおけば問題ないです。数ヶ月〜半年くらいでサクッと適応すればそれだけで十分な「即戦力」となります。

そんな完璧な仕事は入社してすぐには求められませんので、肩の力を抜いて気軽に即戦力案件に応募しちゃいましょう。

自信たっぷりに「できる」と言っとけば受かりますよw。

僕の即戦力の思い出

最後におまけ。

僕は20代の時の転職活動でこんなことを言われました。

「実績がないと話にならないよ」
「即戦力って書いてなかった?」
「業界なめてんの?」

業界はクリエイティブ業界。相手は1〜2回りほど年齢が上の方たちだったでしょうか。もちろん言い方はもう少しマイルドでしたが……。

「そんなこと言ったら誰が人を育てるわけ? 自分たちの手を汚さずにオイシイところだけ持っていこうだなんてちょっと虫が良すぎるってば」と今なら言えるんですが、何分当時は若かったのでいまいち反論できずに僕は追い返されてしまったのでしたw。

で、そんなことを思い返しながらその会社をググってみたんですよ。

もうとっくになくなってましたw。

まさに因果応報。

いい会社って必ず「人を見る目のある人」がいます。転職活動はそういう人といかに出会うかにかかっていると言っても過言ではありません。

ただこればっかりは応募して実際に会いに行ってみないとわからないんですよね。なので「即戦力」という言葉は脇に置いておいて、とりあえず応募することをおすすめします。応募しなければ受からないことだけは間違いないのでw。

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