転職を希望する人が手始めに登録する転職サイトってこんなところでしょうか。
- リクナビNEXT
- DODA
転職エージェントだとこんな感じ?
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
うん、どれも大手かつメジャーなサイトです。もちろん間違いではありません。
でも、それだけだと少なすぎぃ!なんですよ。ちょっと条件をつけたら一気に求人がなくなります。
40代の場合、もともとの求人数が少ないわけです。少ない中から選んでもあまりいい結果になりません。
スポーツ競技を強化するにはどうしたら良いか?
サッカーでも野球でも水泳でも何でもいいんですが、結局は競技人口を増やすのが最短ルートだったりしますよね。「裾野」を広げると頂点が高くなる。40代の転職もそれと同じです。
というわけで、40代の裾野の広げ方をお教えします。
媒体を増やす
この記事でも触れましたが、40代の求人数は30代の半分くらいになります。半減って結構キツイですよ。納期が半分になる……、給与が半減する……、考えただけでゾッとしますねw。
なのでとりあえず全ての媒体の転職情報に目を通すようにしましょう。
はい、できるだけ「全部」です。選択肢は以下の通り。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 企業ホームページ
- 新聞
- チラシ
- 求人誌
- ヘッドハンティング会社
- SNS(LinkedIn、Facebook等)
- 知人の紹介
- ハローワーク
大雑把に解説します。
転職サイト、転職エージェント
転職サイトと転職エージェントはどれくらい登録すればいいのかというと、目についたもの全部です。どうせなので片っ端から登録してしまいましょう。登録したのに返事一つくれない転職エージェントとか出てくるのでw、できるだけ全部。
転職サイトや転職エージェントってほとんどが無料で使えるわけじゃないですか。無料なんだから利用できるだけ利用しちゃいましょう。
企業ホームページ
多くの企業が自社ホームページの中に採用情報を載せています。が、残念なことに自社ホームページから応募しても有利にはなりません。
なぜなら、採用する側はある程度の数の応募者の中から比較して選びたいから。ある程度の数の応募者を集めるには転職サイト等で一気に募集しちゃった方が効率的なんです。自社ホームページで募集をかけながら転職サイトにも求人を出しているって状態はその典型的パターンと言えるでしょう。
ただし、世の中には本当に自社ホームページの中でしか求人を掲載していない企業があるので注意。そういう場合は自社ホームページから積極的に応募することが吉となります。
新聞、チラシ、求人誌
紙を中心としたメディアです。
紙とか古いぜ〜って思った方はITに慣れ親しんだ方でしょうか。業界によっては紙中心に採用を行う業界もまだまだあります。Webの転職サイトとは趣の異なる企業に出会えますので、転職サイトでいまいち結果が出ない人はこっちを中心にした方がいいかもしれません。
ヘッドハンティング会社、SNS、知人の紹介
使える人は使ってください。特にSNSや知人の紹介は使い方によっては強力な武器となります。
正直なところ、採用する側にとっては採用活動ってめっちゃ面倒なんですよw。コネや紹介でいい人材が見つかるのであれば、それが一番楽って思っている採用担当者は多いです。
なのでそのあたりのニーズをうまくつかむことが、SNSでの職探しを成功させるコツですね。
ハローワーク
企業側が無料で求人を出せるのがハローワーク。無料なので、「採用コストをかけられない中小企業」が必然的に多くなります。まあそういうものと割り切って利用するといいでしょう。
個人的には、失業手当を受給するための機関だと思ってますけどねw。
幅を広げる
利用する媒体の数を増やしても自分に有効な求人の数が増えなかったら、自分の考え方自体を変えてみましょう。
転職ってこれまでにやってきた仕事と同じ内容のものを選ぶのが一般的だと思いますが、慣れ親しんだ業界・職種に限定しなければ求人数を大幅に増加させることが可能です。
業界・職種の考え方
業界・職種には4パターンあります。それぞれ個別に見ていきましょう。
同業界同職種
広告代理店で営業をやっていた人が、A代理店(営業職)→B代理店(営業職)と変わるのがこれ。
最も一般的でベーシックなやつ。同じ業界で同じような仕事をするってことですね。ただ業界と職種を限定する分だけ求人数は減ります。
同業界異職種
A代理店(営業職)→B代理店(マーケティング職)
「ワイは同じ業界でマーケティングをやりたいんや!」とアピールできるところが強みですが、マーケティング未経験なのが評価の分かれるところ。
異業界同職種
A代理店(営業職)→Cベンチャー企業(営業職)
営業経験があることが強みになりますし、新しい業界にチャレンジしたいという熱意もアピールできます。未知の業界に飛び込むってところがちょっと怖いポイントでしょうか。
異業界異職種
A代理店(営業職)→Cベンチャー企業(マーケティング職)
すべてを一新したいというチャレンジャー精神(というかフロンティア・スピリット)あふれる人向け案件。
業種・職種別の転職難易度は?
簡単な順に列挙するとこんな感じです。下に行くほど難しくなります。
- 同業界同職種
- 異業界同職種
- 同業界異職種
- 異業界異職種
ただ最も難易度の高い異業界異職種であっても、ポータブルスキルと自己PR力があれば意外といけるものなので、難易度はあまり深刻に考えないでください。
たとえば、コミュニケーション能力のある人はほとんどの業界・職種で転職が可能です。コミュ障のクソ上司なんてみんな嫌じゃないですか。ということはコミュニケーション能力のある人がそれだけ必要とされるってことです。
コミュ障のクソ上司は今までさんざん見てきたので小一時間ほど熱く語れるのですが、それを語る場でもないので割愛しますねw。
40代でも求人は見つかる
40代が求人を探す時のポイントは2点。
- 媒体を増やす
- 幅を広げる
簡単でしょ?
たったこれだけで勝つ確率が大きく上がります。
でもここまでやる人って意外と少ないような気がするんですよ。多くの人は転職サイトにたくさん登録することすらしません。理由は面倒だから。
転職を成功させる気がないならそれでもいいんですが、本気でやるならできることは全部やりましょう。いい情報に気がつかないってのが一番もたったいないので。