40代の書類選考通過率はどれくらいあるのか?
通過率ってのは職種によって大きく変わるため一概には言えないんですが、一般的には、
- ハイスペック:30%
- 普通スペック:10%
と言われています。
普通スペックっていうのは平均的な会社員のことですね。
20代全体の通過率が30%はあるとされているので、「40代普通スペック」の10%ってデータはかなり厳しめの数字と言ってよさそうです。
でもねえ……
人事の経験がある人ならわかると思うんですが、40代の求職者のみなさん、あまり頭を使ってらっしゃらないんですよ。
自分の売り込みが下手と言うか、20~30代との差別化ができてないと言うか。
いいですか?
40代の書類の内容が20~30代のそれと同じだったら、企業はより若いほうを選ぶに決まってるじゃないですか。
だからそのあたりを踏まえて書類を作らねばならないんです。
正直に真正面からぶつかっても報われませんからね、そこだけは覚えておいてください。
20代のガールフレンドをゲットするには?
僕、「40代のカレシが欲しい」って言っている20代の女子を見たことがありません。
もちろんゼロではないと思いますよ?
でも20代の女子は同世代の男子を選べるわけですから、わざわざ40代のオッサンを選ぶ理由がないんです。たぶんオッサンは視界にすら入れられていないw。
だから20代の女子をゲットしたいなら若い男子になるのが手っ取り早い方法となります。でもさすがにそれは無理ですよねw。
じゃあどうするか。
答えは簡単。
そうです、パパ的なあれですw。
パパだったら条件次第で何とでもなりますやん。
「けっ、なんだよ、金の話かよ」と思った人、金の話で何が悪い?
『羊たちの沈黙』でレクター博士が言ってたでしょ。
"Read Marcus Aurelius."
"Ask: What is it in itself? What is its nature?"「アウレリウスを読め」
「その中身は何か?その本質は何か?を問え」
ってね。
人間の本質とは何でしょうか?
お金です。金に決まってるやんけ。
だったらそこを徹底して突きましょう。
女子なんて金でコロッと落ちます。というか男子でさえ金で簡単に落とせますw。誰だって金に弱いんですw。
転職も同じですよ。
企業の弱み(お金の部分)を見つけてそこを叩く。何が弱みなのかさえ間違えなければ勝利は自ずとやってきます。
難しくはないでしょ。
企業の弱みの見つけ方
ではどうやって企業の弱みを見つけるか。
例えば求人ではじめて存在を知るような企業の場合、弱みどころか何をやってる企業なのかすらわからなかったりしますよねw。
もちろんそんな状態で書類を出しても間違いなく落ちるので出しちゃダメですよw。「ラブレターは不特定多数に出すのではなく特定の1人に向けて書くべき」ってやつです。
特定の1人に向けて書くには何が必要でしょうか?
相手の情報ですよね。
じゃあ相手のことを調べましょう。情報は多ければ多いほど有利になります。
企業を調べる場合、目を通すべきものは以下の3点。
- 求人票
- 企業HP
- 有価証券報告書
とりあえずこの3つにさえ目を通せば、企業のアウトラインは大まかにつかめるはず。
求人票
大事なのは「求人背景」及び「本音と建前」。
「求人背景」とはどういう理由で人を募集しているのかということです。
- 組織体制強化
- 業務拡大
- 欠員補助
- グローバル化対応
- 女性比率増加
などが具体的な例になりますが、まずはそこに何があるかを探りましょう。
例えば組織体制強化が背景にあるとしたら組織の体制そのものに課題を抱えているってことなので、その場合は弱み=組織体制となります。
また「本音と建前」にも注意してください。
すべての年齢がOKになっていても使われている写真が若者の写真だったりしたら、それは若者を求めているってことです。勝算が低くなりそうな勝負は鼻から避けるのが無難でしょう。
企業HP
企業HP(ホームページ)には様々な情報が掲載されていますが、特に「何で収益を上げているか」は最低限理解しておいてください。利益を生み出す構造がわかれば、企業が抱えている課題(弱み)もわかりやすくなります。
ただ、HPには基本的には良いことしか書かれていないのでそのつもりで。
有価証券報告書
上場企業の場合、HPにおいて投資家向けに掲載されていたりします。
あまり聞きなれないものかもしれませんが、企業の現状を把握できる資料なので是非目を通しておいてください。特に「事業状況」「経理状況」「経営課題」といった項目に弱みが直接記載されています。
書類の通過率を上げるコツ
企業の弱みの見当がついたら、どうやってそれを叩くか考えましょう。
具体的には、
- 企業の弱みを
- 自分の強みでどう解決するか
- その結果、未来はどう変わるのか
を意識して提案すると相手に刺さるPR文となります。
弱みを解決できる強みを持っているとPRできればOK。そしてその際はお金などの具体的な数字を出すと生々しくなってw、より効果が上がります。
マーケティングに強みを持っているなら、
- 自社商品が売れていないという弱みを
- ランチェスター戦略を活用し、市場No.1になることで解決する
- 売上1000%アップも可能
みたいにするといいです。
これを書くと、本当に通過率が上がりますのでw。
だって売上を上げられる提案なんて、誰だって聞きたいに決まってるじゃないですか。本気で稼ぎたいと考えている相手ほど真剣に耳を傾けてくれます。
つまり、20〜30代の人よりも自分の価値が上に来るようにすればいいってことです。
人事がスルーできないような「生々しくて強力なPR文」を是非考えてみてください。
ちなみに、PR文は「履歴書の志望動機欄」「職務経歴書の自己PR欄」あたりに記載するのが一般的ですが、劇的に通過率を高めたいのであれば、履歴書・職務経歴書とは別に「自己PR書」を作成するのがおすすめです。