ランニングシューズと言えば、アシックス。
まあアシックスは日本においてはそのくらい定番と言ってもいいんじゃないかな。
僕なんかも最初にアシックスから入ったもんだから、完全にアシックスが基準になっちゃってます。
ただそんなアシックスも最近はラインナップの数が増えてきてて、ちょっとわかりにくかったりするんですよね。
というわけでアシックスの最新モデルをチャートを交えながらわかりやすく紹介します。
アシックスってどんなメーカー?

アシックスについて
アシックスは1949年設立の国産メーカー。
前身はオニツカタイガー。アシックスに社名を変更したのは77年。開発ラインはアシックス、オニツカタイガー、アシックスタイガーの3つ。オニツカタイガーとアシックスタイガーが過去の競技用シューズをストリートカジュアル的に復刻させるブランドで、アシックスが最新の競技用シューズを開発するブランド。
アシックスといえば昔は質は高いもののデザインが……ってメーカーだったはずなんだけど、いつの間にかデザインがよくなったよね。やっぱりその辺りの事情ってオニツカタイガーのスニーカーが世界的にヒットした影響だったりするのかな?
ただ最近はナイキとニューバランスが大きくシェアを伸ばしていて、アシックスはシェアを奪われている。プロのランナーでもアシックスを選ぶ人は1〜2年前の半分くらいになってしまっている感じ。個人的には、競争に打ち勝つためにはオニツカタイガーやアシックスタイガーと同じようなデザインにしてさらにビジュアルデザインを強化する必要があると思うんだけどどうだろう。
アシックスのランニングシューズの特徴
日本人の足に合わせてランニングシューズを開発しているのがアシックスのランニングシューズの最大の特徴。そのため国内でのシェアは非常に高い。
僕も最初に履いたのはGEL-KAYANOだった。それでアシックスをスゴく気に入り、それから数年間ずっとGT-2000を履いてた。だから今でもGEL-KAYANOとGT-2000が基準の中心にある。他のメーカーに浮気してもアシックスに戻りたくなる感じというか、他のメーカーでいいシューズを見つけた後でも再度GT-2000を履くとやっぱりいいよなって思える感じがアシックスだと思う。
アシックスのランニングシューズ・チャート
アシックスの走力(目的)別チャートは以下の通り。

上に位置するものが軽いモデル。よって上がレース向け、下がトレーニング向けとなる。
サブ5・サブ4などの走力レベルについては、下記のページにて解説していますので、詳しく知りたい人はこちらからどうぞ。
アシックスのランニングシューズ解説
フィットネスレベル向けおすすめランニングシューズ
fuzor/フューザー
普段履きとしてタウンユースしても主張しすぎないシックなデザイン。アッパー部分がメッシュ素材なのでとても軽い。フィットネスランニングに使うというよりも、日常生活でアクティブに動きたい人向けのシューズ。
fuzeX/フューズエックス
屋内でのフィットネスランニングにぴったりのモデル。屋外のロードを本格的に走るには少しクッションが弱い。なのでライトユースが目的の人や普段履きとして使いたい人にぴったり。
GEL-KENUN/ゲルケンウン
KENUNとは巻雲のこと。日常でスポーツウェアを着るトレンド(アスレジャー)を意識して開発されたモデル。普段履きとして使えるだけでなく、屋内でのフィットネスランニングから屋外での本格的なランニングまで幅広く使える。
サブ5レベル向けおすすめランニングシューズ
GT-2000/ジーティー2000
重さ、クッション性、安定性のバランスがとれているから、サブ5を目指すランナーだけではなく、初心者から上級者まで幅広く使える。何かに突出しているわけではなくて、すべてがいい意味で中庸。これでフルマラソンを走るランナーも多い。
GEL-KAYANO/ゲルカヤノ
初心者ランナーに最もおすすめのモデル。クッション性が高い上に、非常に安定しているのが特徴。履いてみるとわかるんだけど、アッパー部分のフィット力がすごく強い。足首ががっちり包み込まれるような感じというか。ブレずに走れるから長い距離を走りやすい。
GEL-NIMBUS/ゲルニンバス
アシックスのランニングシューズで最も重い1足。つまりアシックスのすべてのシューズの中で1番クッション性が高いということ。足の筋力に自信のない人や体重が重めのランナーはGEL-KAYANOではなくこっちを選ぼう。ただクッションが柔らかいだけにスピードは出しにくい。
サブ4レベル向けおすすめランニングシューズ
RoadHawk FF/ロードホークFF
サブ4ランナーの定番モデルになりそうな予感。ソールに反発力がある上に、意外とクッション性が高い。だからフルマラソン後半の脚力に不安のあるサブ4ランナーにぴったり。
NOOSA FF/ヌーサFF
クッションは少しかためで、ソールのグリップ力が強い。雨の日でも滑らずに走れる。ランニングだけではなくトライアスロンにも使えるって公式サイトに書いてあるんだけど、靴底に水を抜く穴はない。
DynaFlyte/ダイナフライト
履き心地はGT-2000に近い。GT-2000より軽量化されている分クッション性とフィット性が弱くなり、ソールの反発力を直に感じることができる。GT-2000やGEL-KAYANOから卒業して、ワンランク上のスピードトレーニングをしたい人におすすめ。
サブ3レベル向けおすすめランニングシューズ
TARTHERZEAL/ターサージール
アディダスのタクミシリーズやナイキのズームヴェイパーフライといった革新的シューズがこれのライバルになるんだけど、それらよりもこっちを選ぶ人が依然として多いというのがこのシューズの実力を物語っている。軽さ、反発力、フィット性、そして通気性とエリートランナーには申し分のない1足。
SKYSENSOR GLIDE/スカイセンサーグライド
フラットソール・モデル。ソール全体で衝撃を吸収できるので足のダメージを抑えることができる。フラットソールが足に合う人には、もしかしたらターサージールよりもフィットする1足になるかも。
LYTERACER/ライトレーサー
軽いながら、安定性とクッション性があるモデル。特に足首周りやかかと部分のホールド力が強い。サブ3ランナーのスピードトレーニングに最適。
アシックスのおすすめランニングシューズ2選
最後にアシックスでおすすめのランニングシューズを2つほどピックアップ。もちろんどちらもドがつくほどの定番シューズなので、迷ったらこのどちらかにしとけば間違いはない。
1位 GT-2000/ジーティー2000
これはすべてのレベルのランナーにおすすめできるという理由で1位に選出。初心者ランナーがこれから入ってもよし、エリートランナーがLSDなどのトレーニングに使ってもよし。まさにすべてに対応できる万能モデル。
2位 GEL-KAYANO/ゲルカヤノ
初心者はこれからスタートするのが理想的。クッション性と足首ががっちりとサポートされる感じを是非味わってみてほしい。
まとめ
アシックスの最近のポイントは、フィットネスレベル向けとサブ4レベル向けに新しいモデルを続々と投入しているところ。で、そのほとんどがカッコいいデザインになっているんです。ゲルケンウンしかり、ヌーサFFしかり。
この感じでいくと、数年後には一部の定番モデルを除いてそのほとんどが入れ替わるかもしれません。ナイキやニューバランスがじわじわとシェアを伸ばしているだけに、アシックスの今後にも注目だね。