Macのエディタでおすすめのものを紹介します。
一口にエディタと言ってもいろんなエディタがありますが、とりあえずメモ用途に使うものから、HTMLコーディングやWordPressなどへの記事作成用途に使えるものまで選んでみました。
エディタ選びの参考にどうぞ!
Macで使えるおすすめのエディタ17選
テキストエディット
Mac標準搭載のエディタ。
画像の左が「リッチテキスト」で、右が「標準テキスト」。リッチテキストを選ぶとWordのように行や単語でサイズや色を変えることができ、保存すると拡張子は「.rtf」になる。
一方の標準テキストはテキストのみをシンプルに扱う形式で、文字の装飾はできない。保存形式は「.txt」。形式の変更は「メニュー>フォーマット」から。
HTMLのマークアップを行うHTMLエディタとして使うのであれば、「標準テキスト」を選べば使える。ただ、正規表現を利用した検索・置換機能などの本格的な編集機能はない。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:「標準テキスト」にすれば使える
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:テキストをちょっとだけ扱いたい時に
メモ
これもMacに標準搭載されているアプリ。
OSX El CapitanとiOS 9が登場したあたりからアプリとして強化された。テキストだけではなく写真、スケッチ、地図、Webページを取り込んで保存することが可能。
保存したデータはiCloudを利用することで各デバイス間で同期できる。また、iOS 9以降のiPhoneで使えば手書きで入力することも可。
エディタとしての機能性は低いので、情報をまとめる用途に使うのがベター。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:不可
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:メモ・情報の整理
Evernote
これもメモ同様、情報を整理して保存できるアプリ。
というか「メモ」アプリの先駆者がこのEvernote。なので、整理機能は「メモ」よりもはるかに高機能。テキスト、写真、Webページなどを保存して各デバイス間で共有することが可能。
ただ、無料で保存できるのは60MBまでなので、それ以上のデータを保存するならば有料プランに変更する必要あり。
- 価格:ベーシックは無料(60MBまで)
- HTMLエディタとして使えるか:不可
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:メモ・情報の整理
iText Express
Macに標準搭載されているテキストエディットをベースに開発された。要は、テキストエディットの進化版。
縦書きはもちろんのこと、原稿用紙、シナリオ風ガイドラインといった特殊な使い方ができたり、マージン/段組機能を使って組版ソフトのようにレイアウトしたりできる。
正規表現も使用可能。
HTMLエディタとしても使えるが、これを使ったところでHTMLコーディングが特に便利になるような機能はない。文書を編集したり、ライティングしたりという用途におすすめ。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:使えなくはないが、使っても大きな恩恵はない
- 正規表現:可
- 縦書き:可
- おすすめの使い方:ライティング
OmmWriter
OmmWriterはエディタの中でもかなり特殊なエディタ。
起動すると全画面表示となりミニマルミュージックがBGMとしてかかる。キーを叩くと効果音が鳴るのが面白ポイント。
文字数カウント機能もあるので、集中して文章を書きたい時におすすめ。
- 価格:$7.31
- HTMLエディタとして使えるか:不可
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:ライティング
MacDown
MacDownはMarkdownという記法で記述できるテキストエディタ。
Markdownとはプレーンテキスト(普通に書いたテキスト)を簡単にHTMLにすることができる記述方式のこと。画像の左側がエディター画面、右側がプレビュー画面となっていて、右のプレビュー画面にHTMLでの結果が表示される。
つまりは、HTMLをタグ打ちしなくてもHTMLにすることができるよ、というエディタ。
Markdownでの書き方は、例えば「#見出し」と書くとh1見出し、「##見出し」と書くとh2見出しになる。テキストを作成し終わったら、最後に「書き出し>HTML」を選べばHTMLファイルとして書き出すことが可能。
WordPressなどでWebサイトを運営している人は記事作成用途に使うといいかもしれない。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:不可
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:ライティング、WordPressなどへの記事作成
Bear
BearはMarkdownでテキストを作成しながら、Evernoteのように管理ができるアプリ。
右の一番大きな画面がエディターとプレビューの兼用画面。テキスト入力しながら同時にマークアップをすることができる。
150円/月(1,500円/年)ほど課金してあげると、いろいろなデバイス間でメモを同期したり、完成したテキストを「HTML、PDF、ワード(DOCX)、画像」として書き出したりできるようになる。
インターフェースがすばらしいので、おしゃれなのがいいという人はこれを選ぼう。
- 価格:基本機能を使う分には無料
- HTMLエディタとして使えるか:不可
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:ライティング、WordPressなどへの記事作成
mi
HTMLのコーディングをする人にはお馴染みの国産エディタ。昔はミミカキエディットという名前だった。
便利なのは「キーバインド」機能。自分がよく使用する記述をキーボードショートカットのように登録できる。要はスニペット。
同じコードを何度も手打ちするのは非効率なので、是非キーバインドを活用しよう。ちなみに、キーバインドは「モード毎の設定」でモード(HTML5とかJavaScriptとか)を選べば、モード毎に登録できる。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:可
- おすすめの使い方:メモ、ライティング、HTMLコーディング、データ処理、WordPressなどへの記事作成
CotEditor
テキストエディタとして必要とされる機能がほとんど備わっているのがこれ。
キーバインドでスニペットを登録できるのはもちろんのこと、Markdown記述や縦書きなんかにも対応している。
OSのアップデートにすぐ対応してくれるのが個人的にはうれしい(オープンソースだから?)。
ただ、バグ修正等のマイナー・アップデートを頻繁に行っているので、毎週のようにアップデート通知が来るのがちょっとウザい。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:可
- おすすめの使い方:メモ、ライティング、HTMLコーディング、データ処理、WordPressなどへの記事作成
MarsEdit
ブロガーたちに人気のエディタ。
サーバー上のWordPressと同期させることができるのが最大の売り。要は、エディタ上でWordPressの記事を直接編集できる上に、編集したものをダイレクトにアップロードできるということ。リライトも簡単にできる。
WordPressへのアップロード機能のついたエディタと考えてもらえればわかりやすいかな?
スニペットを自由に登録できるのも人気な理由の一つ。
- 価格:6,000円
- HTMLエディタとして使えるか:使えるけど、純粋なHTMLエディタではない
- 正規表現:不可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:ブログ記事作成、ブログ管理
Brackets
いわゆるHTMLエディタその1。
HTMLなんかのコードをマークアップするのに特化してるヤツ。
Bracketsの売りは、PSDファイルを直接読み込めるところ。画像サイズや余白の数値なんかを簡単に取得できる上に、画像レイヤー毎にBrackets上でスライスできたりと何かと便利。
プラグインでいろんな機能を拡張していくことも可能。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、サイト管理
Atom
いわゆるHTMLエディタその2。
これもプラグインでいろんな機能を拡張していけるヤツ。
Atomが素晴らしいのは日本語をキレイに読みやすく表示できるところ。BracketsやSublime Textだと日本語部分の行間がどうしても醜くなっちゃうんだけど、Atomだとそうならない。
マークアップもするけど、日本語でのテキスト入力もガンガンするよという人におすすめ。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:ライティング、HTMLコーディング、サイト管理
Sublime Text 3
いわゆるHTMLエディタその3。
2017年に2013年以来のアップデートを果たし、ようやくver.3になった(オープンソースじゃないとこうなることが多い)。
とにかく軽いのが特徴。「検索・置換」を大量に行う時に歴然とした差が出る。BracketsやAtomだと動きがもっさりしちゃうんだよね。1,000行を超えてもサクッと検索・置換ができるのは今のところSublime Textだけ。
もちろん、プラグインで拡張可能。
- 価格:$80
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、サイト管理、プログラミング
Visual Studio Code
いわゆるHTMLエディタその4。
Microsoft製。
HTMLエディタとしては、Brackets、Atom、Sublime Textに次ぐ第4のエディタとして扱われることが多いのだけれど、Sublime Text 3と同等の処理速度を誇ると一部で言われている。
比較的新しいエディタなので、プラグインの種類がまだ少ない。ただ、Microsoft製ということもあり、これからシェアを拡大するのはコレなのかも。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、サイト管理、プログラミング
Coda 2
いわゆるHTMLエディタその5。
FTPソフトであるTransmitが最初から内蔵されているなど、プラグインで拡張しなくてもある程度の機能が備わっているのが特徴。
要は、インストールした瞬間から簡単に使えるよというヤツ。
- 価格:9,800円
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、サイト管理
Dreamweaver CC
とにかく有名なアプリ。
だけど、純粋な意味でのエディタではない。「サイト管理の総合プラットフォーム」と言った呼び方が正しいはず。とりあえず、これにしておけばサイト管理業務のすべてに対応できる。
おまけに『Dreamweaver CC 2017』になって動きがすごく軽くなったのがうれしいところ。Web屋さんの中にはコレに戻ってもいいかもと思ってる人、結構いるんじゃないかな笑。
- 価格:有料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、サイト管理、大規模サイト構築
Vim
玄人向けとも言われるテキストエディタ。
すべての操作をコマンドで行えるので(マウス不要)、慣れると高速でテキスト編集ができる。例えば、wと打てば次の単語の先頭にカーソルが移動。Gと入力すればページの最終行の先頭にカーソルが移動し、3Gと入力すれば3行目の先頭になるといった感じ。
Linuxに標準搭載されているViというテキストエディタを使いやすく拡張したのがVim。だから、サーバーを扱うエンジニアとかなら使えるようにしておいて損はない。コマンドを覚えるのがちょっと大変だけど笑。
- 価格:無料
- HTMLエディタとして使えるか:可
- 正規表現:可
- 縦書き:不可
- おすすめの使い方:HTMLコーディング、プログラミング
Macで使えるおすすめのエディタまとめ
一番のおすすめは何か?
難しい問題だ笑。
僕は、CotEditor(データ処理)、Brackets(HTMLコーディング)、Atom(ブログ記事作成)の3つをメインに使ってる。でも、正直、MarsEditとDreamweaver CCが気になっているんだよね笑。
まあ、今回紹介したものの多くが無料で使えるので、とりあえず使って確かめてみてください。
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