ポップな洋楽エモバンド|おすすめ24選【永久保存版】

emo-pop ロック

美しい景色を見たり、ノスタルジーを感じたりした時に「エモい」なんて言いますが、音楽におけるエモとは、泣きメロのあるオルタナティヴ・ロック(通称オルタナ)のことと解釈しております(異論は認める)。

オルタナとはアメリカの産業ロックに反発して生まれたロックの一種であり、1980年代後半からグランジやローファイ、ポストロック、ブリットポップのように細分化しながら世界に波及しました。

アメリカの産業ロックとはジャーニーとかエイジアとかサバイバー、TOTOといったバンドのことを指します。

僕はエモの中でもポップなものが好きで、いまだにいいバンドはないかと探していたりするので、ここで簡単に「エモ」をまとめてみます。

ちなみに、わかりやすいように年代順にいきますのでどうぞよろしく。

ポップなエモの条件

  • ガチのパンクやハードコアではない
  • 男臭いのNG
  • シャウトもNG

1990年代エモ

音楽におけるエモは、1980年代のアメリカでエモーショナル・ハードコアとして登場したのが最初なんて言われます。ただオルタナにおけるエモは94年にカート・コバーンが死んでニルヴァーナが消滅し、グランジブームが終焉を迎えたあたりからムーブメントとして加速していったような気がします。

Sunny Day Real Estate

Seven (Remastered)
サニー・デイ・リアル・エステイト
1994/01/01 ¥150

1992年の結成で、シアトル出身で、レーベルはサブポップでというニルヴァーナ・ライクな経歴を持つ彼ら。カート・コバーンが死んだ年に発表された1stアルバム『Diary』は一聴すれば、グランジサウンドと受け取ることも可能。近年のエモ・リバイバルの流れを受けて2014年頃に十数年ぶりの新曲を発表したが、その後はいつも通りに活動休止に……。

Mineral

Gloria
Mineral
1997/01/28 ¥200

1994年に結成し、『The Power of Failing』『Endserenading』というアルバムを2枚リリースしてあっという間に解散してしまったバンド。ボーカルの不安定さがエモいなんて言われていますが、まあ単純に下手なだけっていう……。こちらも2014年に再結成したものの、その後はいまいち消息不明。

Texas is the Reason

Back And To the Left
Texas Is The Reason
1996/07/14 ¥150

初期のエモで特に評価が高いのがこのテキサス・イズ・ザ・リーズン。ノイジーなギターに甘いメロディーが絡む感じが激エモポイント。でもリリースしたアルバムは『Do You Know Who You Are?』(96年)の1枚だけだったりします。

Appleseed Cast

Marigold & Patchwork
The Appleseed Cast
1998/08/10 ¥150

90年代後半に結成して以来、20年近くも活動を続けているエモ・バンドの中では稀有な存在。アルバムは現在まで7枚リリース。20年経っても作風はそれほど変わらず、いまだにエモとかポストロックの周辺をうろうろしていたりします。

Joshua

Your World Is Over
Joshua
1998/12/31 ¥200

USインディーバンドとは思えない繊細なメロディが特徴的。『A Whole New Theory』(99年)、『Singing To Your Subconcious』(02年)、『Baggage』(04年)と3枚のアルバムを残しているはず(たぶん)。2011年頃に再結成の噂を聞いたものの、その後どこに行っちゃったんだろう?

2000年代エモ

ポップなエモは、1990年代から活動をスタートさせたWeezerとJimmy Eat Worldのヒットにより2000年代初頭にはエモ・ポップという一つのジャンルとして確立されました。しかし残念なことにその後に続くバンドが現れず。MaeやCopelandという力のあるバンドも登場しましたが大きなヒットとはならず、エモ・ポップは依然として厳しい状況下にあります。

Weezer

Don’t Let Go
ウィーザー
2001/05/14 ¥250

1st『The Blue Album』(94年)、2nd『Pinkerton』(96年)のどちらもエモと言えばエモなんですが、ポップなエモというくくりで見るのであれば3rd『The Green Album』(01年)が一番ふさわしい気がします。

Jimmy Eat World

The Middle
ジミー・イート・ワールド
2001/07/24 ¥250

1993年に結成されたが当初は鳴かず飛ばず。Sunny Day Real Estateの影響を受けてエモ路線に方向転換し、4th『Bleed American』(01年)でようやくヒット。セールス的にはこの4thと5th『Futures』(04年)が代表作。

The Get Up Kids

Anne Arbour
The Get Up Kids
2001/01/05 ¥200

90年代後半から現在まで活動しているバンド(途中、解散→再結成あり)。アルバムを5枚発表していてどれも名盤なのですが、『Red Letter Day』(5曲入りEP、01年)を出したあたりでキーボーディストのジェイムス・ドゥウィーズが加入し、ポップなエモになりました。

No Use for a Name

Let Me Down
Brendan James
2002/06/18 ¥150

パンクなんだけどエモ。パンクとかメロコアとかが苦手な人でも聴けます。80年代から活動しているバンドで、10枚近くアルバムを出しているんですが、名盤と言えば『Hard Rock Bottom』(02年)でしょう。Itunesで音源が見つからないので、Brendan Jamesによるカバーをピックアップ。

Thrice

In Years to Come
THRICE
2002/02/05 ¥250

サウンドはメタルとかハードコア寄り。このバンドがエモかと言われればちょっと厳しいんですが、この曲なんかはMineralの『Gloria』と比較しても遜色のないエモ曲。

Something Corporate

Straw Dog
サムシング・コーポレイト
2002/05/21 ¥250

2001年にデビュー。『Leaving through a window』(02年)、『North』(03年)と2枚のアルバムを制作して活動休止に。ベン・フォールズ・ファイブを彷彿とさせるようなピアノに、2本のギターを絡めたサウンドが特徴的。

Jack’s Mannequin

I’m Ready
ジャックス・マネキン
2005/08/23 ¥250

Something Corporateの元ボーカリスト兼ピアニスト、アンドリュー・マクマホンのソロ・プロジェクト。『Everything in Transit 』(05年)、『The Glass Passenger』(08年)、『People and Things』(11年)と3枚のアルバムを残して解散。曲はやっぱりSomething Corporateに似てます。

Further Seems Forever

The Sound (How to Start a Fire Version)
Further Seems Forever
2003/01/30 ¥250

2001年に1st『The Moon Is Down』でデビュー。『How to Start a Fire』(03年)、『Hide Nothing』(04年)、『Penny Black』(12年)と現在までに4枚のアルバムをリリース。音色的に近いのはWeezerか。でもメロディは似てない。

Long Since Forgotten

Prize Fighter
Long Since Forgotten
2004/01/27 ¥200

2002年に1st『All the Things You Said…』でデビュー。シンプルなギターロックながらもどこかポップなテイストはちょっとJimmy Eat Worldに近いかも。日本でも結構人気だったのだけれど、2007年の3rd『The Theft』を最後に音信不通になってしまった。

Daphne Loves Derby

Closing Down the Pattern Department
Daphne Loves Derby
2004/10/13 ¥150

2003年にインターネットにて無料で配布された1st『Daphne Loves Derby』でデビュー。美しいメロディとボーカルの柔らかな声が特徴的。アルバムをたった3枚しか出していないにも関わらず、エモ・シーンの中では常に人気なバンドの一つ。

Mae

The Everglow
メイ
2005/03/29 ¥250

Maeと書いてメイと読む。2003年のデビュー以来10枚近くのアルバムを発表するなど、現代エモの中心はずっとMaeだった。しかし残念ながら2010年に解散。

Copeland

Take Care
コープランド
2000/10/10 ¥150

2003年に1st『Beneath Medicine Tree』でデビュー。『In Motion』(05年)、『Eat, Sleep, Repeat』(06年)、『You Are My Sunshine』(08年)の4枚のアルバムを残して2010年に解散。エモを通り越してアンビエントとも呼べるようなサウンドは、Mae、Daphne Loves Derbyなんかと並んで人気がありました。

Maritime

Tearing Up the Oxygen
Maritime
2005/09/22 ¥150

90年代を代表するエモ・バンドの一つだったThe Promise Ringのメンバーたちによって結成され、2004年に1st『Glass Floor』でデビュー。解散することもなくこれまでに5枚のアルバムを発表している。なのでこの人たちのエモ歴もかなり長い……。

Waking Ashland

I Am for You
Waking Ashland
2005/05/10 ¥150

このバンドも透き通ったサウンドが特徴のエモ・バンドらしいバンドでしたが、『Composure』(05年)、『The Well』(07年)の2枚だけアルバムを残して解散。短命なところもまたエモ・バンドらしかったと……。

Secondhand Serenade

Fall for You
Secondhand Serenade
2008/01/15 ¥150

2007年に『Awake』でデビュー。これまでには『A Twist in My Story』(08年)、『Hear Me Now』(10年)、『Undefeated』(14年)と4枚のアルバムをリリース。バンドというよりはシンガーソングライターに近い。

Last Winter

Nightlaunch
Last Winter
2011/07/20 ¥150

アルバム『The Heart & The Broken Compass』(11年)は、メロディアスな良曲揃い。久しぶりに期待できるエモ・バンドの登場かと思われましたが、残念ながらその後の情報なし。

Yellowcard

Awakening
イエローカード
2012/08/14 ¥250

ポップなエモという観点から見ると、サウンドが少し重め。ジャンル的にはパンクロックとかハードコアに分類されるバンド(のはず、たぶん)。でも、ボーカルの声質が少し甘めなので、ポップなエモとして聴けます。

The Used

Give Me Love
ザ・ユーズド
2012/03/27 ¥250

解散せずに活動している稀有なバンド。アルバムのジャケットが完全にハードコアバンドのそれなので、エモ・バンドではないです。ただ、曲によってはエモとして聴けるものもあり。まあ、ギリギリエモってことで。

Oceanlane

Shine On Me
OCEANLANE
2008/01/07 ¥150

日本人バンド。でも、歌詞はすべて英詞で、発音もネイティブ。メロディラインは、UKロックと日本の歌謡曲の合いの子みたいな感じ。11年に活動休止。

あとがき

こうやってまとめてみると、やっぱりWeezerだけちょっと浮いてる気がします。

キャラが立っているというか、ポップですごくわかりやすいというか……。

もしかしたらそのへんが売れる・売れないの境目なのかもしれません。