Netflixで観れる、おすすめのドキュメンタリーを紹介します。
フード、音楽、文化などを中心に、個人的に観て面白かったと思うものをセレクトしました。
Netflixのおすすめドキュメンタリー
CHEF'S TABLE
[出展:https://www.netflix.com/title/80007945]
料理のレシピではなく、シェフの思想にスポットを当てた番組です。
登場するシェフは国も思想も違いますが、共通しているのは新しいことにチャレンジしているところ。
個人的には、「有名シェフはどうして有名になったのだろう?」という観点で見ていたのですが、新聞やミシュランガイドみたいなメディアの力が大きいようです。
要は、広告ってことですね。
▼シーズン1
- マッシモ・ボットゥーラ:イタリア料理
- ダン・バーバー:アメリカ料理
- フランシス・マルマン:フランス料理
- ニキ・ナカヤマ:懐石
- ベン・シューリー:オージー料理
- マグナス・ニルソン:スウェーデン料理
▼シーズン2
- グラント・アケッツ:アメリカ創作料理
- アレックス・アタラ:ブラジル料理
- ドミニク・クレン:フランス料理
- エンリケ・オルベラ:メキシコ料理
- アナ・ロス:スロベニア料理
- ガガン・アナンド:インド料理
▼シーズン3
- チョン・クワン:韓国料理
- ウラジミール・ムーヒン:ロシア料理
- ナンシー・シルバートン:パン職人
- アイバン・オーキン:ラーメン
- ティム・ラウエ:ドイツ創作料理
- ビルヒリオ・マルティネス:ペルー料理
CHEF'S TABLE FRANCE
[出展:https://www.netflix.com/title/80128096]
『CHEF'S TABLE』のスピンオフ番組で、フランス料理のみに限定したもの。
三つ星シェフのアラン・パッサール曰く、本物のシェフになれるのは40〜50歳になってからだそうです。
まあ、そりゃそうですよね。芸術でも仕事でも、20代や30代にできることってどうしても限られてしまいますから。そう考えると、日本社会は高齢者に厳しすぎる気もしますね。
また、この番組を見ると、現在のフランス料理が進化の過程にあることもわかります。どうやら和食や中華料理の技法なんかを積極的に取り入れて進化しているみたいです。
▼シーズン1
- アラン・パッサール
- アレクサンドル・クイヨン
- アデリーヌ・グラタール
- ミッシェル・トロワグロ
アート・オブ・デザイン
[出展:https://www.netflix.com/title/80057883]
原題は『Abstact』。直訳するなら「抽象」。
様々なフィールドのデザイナーが世界をどのように捉え、自分の作品にどうやって「抽象化」するのかをテーマに番組が作られています(だから、『アート・オブ・デザイン』っていうタイトルはちょっとずれてる)。
でも、海外のデザインって、本当に引き算なんですよ。日本では過剰なまでにプラスしていく足し算的デザインが主流だけど、このあたりはやっぱり日本語がまわりくどい言語だからしょうか?
▼シーズン1
- クリストフ・ニーマン:イラストレーション
- ティンカー・ハットフィールド:フットウェアデザイン
- エズ・デブリン:舞台デザイナー
- ビャルケ・インゲルス:建築家
- ラルフ・ジル:自動車デザイナー
- ポーラ・シェア:グラフィックデザイナー
- プラトン:フォトグラファー
ヒップホップ・エボリューション
[出展:https://www.netflix.com/title/80141782]
グランドマスター・フラッシュ先生が、2台のターンテーブルを使ったミックスの手法はオレが発明したと仰っておられます笑。
本来のヒップホップっていうものは、アメリカのストリート文化なんですよね。で、僕ら日本人にはそういうストリートの概念っていうものがないから、ヒップホップをはじめとする黒人音楽の成り立ちがいまいちわからないという。
この番組は、当事者たちにインタビューをして、彼らに当時のことを回想してもらう形で作られているので非常にわかりやすいです。やっぱり、本物たちの言葉は強いですね。
アフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュ、Run DMC、パブリック・エナミー、ラキムなんかの偉人たちが総出演してます。
▼シーズン1
- ヒップホップの誕生
- ストリートから表舞台へ
- 新しい形への進化
- ギャングスタ・ラップ
レディ・ガガ:Five Foot Two
[出展:https://www.netflix.com/title/80196586]
先に紹介した『ヒップホップ・エボリューション』の中で、パブリック・エナミーのチャックDが「言葉も声もあるんだから、使わなきゃ損だろ」ということを言っているのですが、それを現代社会の中で実践しているのがガガ様なのかなと。
正直なところ、ガガ様の音楽をいいと思ったことは一度もないです。ただ、今の時代はいいか悪いかではなく、とにかく発信する時代ということなんでしょうね。
ヒップホップにしてもガガ様にしても、元は弱者でした。弱者には弱者なりの戦い方があるということです。
氷点下で生きるということ
[出展:https://www.netflix.com/title/70302838]
原題は『Life Below Zero°』。
アラスカという極寒の地で、原始的生活を送る人たちの生活がダイジェスト形式で綴られています。
が、原始的生活と言っても、ガソリンなどの燃料と少しのお金、そして銃が生きぬくためには必要不可欠らしいです。
登場人物の中の一人に、エリック・サリタンという29歳の猟師がいて、その彼が木を伐ったり動物を狩ったりしながら、「与えるから受け取れると思う」と言うんですよ。
エリックは自然への敬意を常に口にしているし、何よりも見ていて面白いので、彼を批判するつもりは一切ないんですけど、「はて、人間は自然に対して何かを与えているのだろうか?」ってどうしても思ってしまいます。
グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独
[出展:https://www.netflix.com/title/70124590]
映像で見ると、グールドの手って本当に大きいですね。
漫画『のだめカンタービレ』でも、のだめは手が大きいことになってました。もちろん、のだめはフィクションです。でも作者は誰をイメージしてのだめのキャラクター造形を行なったのかなと考えると、音的にはグールドしかいないんですよね。
まあ、そんなことは置いといて。
若き日のグールドはとてもイケメンです。イケメンであれだけの音楽的スタイルを持っているわけですから、そりゃあ人気が出て当然ですよね。
ベア・グリルズのイギリス最大の冒険
[出展:https://www.netflix.com/title/80173666]
製作はイギリスBBC。
ベアさんと言えばディスカバリーチャンネルの『MAN VS WILD』が有名ですが、『MAN VS WILD』と比べるとかなりソフトな作りになってます。
「貴重なタンパク源です」と言いながら、虫を食べたりはしてくれません。
ただ、僕は子供の頃にUKロックばっかり聴いていたせいか、スコットランドの風景とかに妙にグッときてしまうんですよ。イギリスとか行ったこともないのに。
こういう感覚って何なのでしょうね?
▼シーズン1
- ウェールズ
- ヨークシャー
- スコットランド
ショット・イン・ザ・ダーク
[出展:https://www.netflix.com/title/80171561]
アメリカのストリンガーたちのドキュメント。
ストリンガーとは、火事、犯罪、ゴシップなどを専門に撮影する報道カメラマンのこと。
警察無線を傍受し、誰よりも早く現場に到着することが何よりも大切で、撮影した映像をテレビ局に売ることで対価を得ます。要は、ショッキングな「視覚的にいい映像」さえ撮れれば、誰でも食っていけるということらしい……。
これ、カメラ機材と無線を傍受する機器、そして車があればできるので(参入障壁が低い)、ビジネスとしていいんじゃないかと思ったんですが、やっぱりアメリカは事故や犯罪の規模も日本と違うんですよね。
よって、日本ではストリンガー事業は成立しなさそうです。
ロックアップ:州立刑務所
[出展:https://www.netflix.com/title/80158242]
アメリカのサンタローザ(カリフォルニア)にある州立刑務所での生活を、囚人たちのインタビューを通して描いたもの。
これ、けっこうキツいです。
『ショーシャンクの空に』や『プリズンブレイク』みたいに刑務所が舞台になった映画やドラマって結構ありますが、『ロックアップ』を観るとそういった作品がやっぱり虚構のものなんだなって実感できます。
実際の囚人たちは、精神的にヤバいんですよ笑。肉体的にも危険なんだろうけど、それ以上に感じるのが精神面。
「ヤワな奴は刑務所の中で1ヶ月ともたない」みたいなセリフを何回か聞いたことがありますが(主にテレビや漫画で)、そりゃそうだよな〜って本気で思った笑。
あとがき
Netflixに加入してない方は、以下のリンクから1ヶ月無料お試しができるのでぜひどうぞ。