今のランニングシューズ市場でナイキとともにシェアを伸ばしているのがニューバランス。
これまでのニューバランスってちょっとオシャレなくらいで、ランニングシューズとしての特徴はそんなになかったんですが、どうやら最近、本気を出してきているらしい。
というわけで、ニューバランスのランニングシューズをチャートを使ってわかりやすく紹介します。
ニューバランスってどんなメーカー?

ニューバランスについて
ニューバランスは1906年にアメリカで創業したスポーツ用品メーカー。
世界ではじめて足囲でのサイズの選択を可能にしたメーカーとして意義がある。ただ近年においては、とにかくカジュアルスニーカーのイメージが圧倒的に強い。品番で言えば996、1400、576なんかは今でも定番。
個人的にスゴいと思うのは、オシャレなメンズからオタク大学生まで幅広く使えるってところ。不思議なことにどんなファッションにもマッチするんだよね。そういう懐の深さというか、独特のバランス感覚がこのメーカーにはあって、まさにブランド名を体現する結果となっている。
ニューバランスのランニングシューズの特徴
何と言ってもフラットソールが特徴。フラットソールだと足の裏全体で着地することができるので、足の負担を減らすことができる。日本人は一歩一歩の幅が狭くて歩数が多いから、フラットソールにするとその恩恵を得られるとよく言われる。ただ最近は色んなメーカーから高機能なクッショニングモデルがたくさん登場しているので、フラットソールにこだわる必要はそこまでない(気がする)。
最近のニューバランスの動向で最も大きなニュースとなったのが、元アシックスのランニングシューズ職人・三村氏と新たに契約を結んだこと。この三村さんはアシックスを退職した後、アディダスと契約してタクミシリーズを作ったことで有名。プロのランナーの中にはメーカーではなく、この三村さんについていくという人が結構多いらしく、昨今のニューバランスのシェアの上昇はそういったところにもあるらしい。
なので今後、ニューバランスから新しい三村モデルが発売されることはほぼ既定路線で、そのためプロだけでなく市民ランナーにおいてもニューバランスを選ぶ人が増えると予想される。
ニューバランスのランニングシューズ・チャート
ニューバランスの走力(目的)別チャートは以下の通り。

上側が重量的に軽いモデル。よって上がレース向け、下がトレーニング向けとなります。真ん中はその中間のタイプ。
サブ5やサブ4などの走力レベルについては、下記のページにて解説していますので詳しく知りたい人はこちらからどうぞ。
ニューバランスのランニングシューズ解説
フィットネスレベル向けおすすめランニングシューズ
FUEL CORE COAST/フューエル・コア・コースト
フィットネスランニングはもちろんのこと、普段用の1足としても使える。アッパー部分がメッシュなので非常に軽い。Speed Lace仕様で靴ひもを結ばなくていいから楽。
FUEL CORE RAZAH/フューエル・コア・レイザー
これもコースト同様アッパー部分の素材はメッシュ。ただこのレイザーのメッシュには3Dプリントが施されているので、コーストよりもサポート力がある。フィットネスランニングをこれからスタートさせたい人におすすめのモデル。
サブ5レベル向けおすすめランニングシューズ
FRESH FOAM ZANTE/フレッシュ・フォーム・ザンテ
クッション性よりも反発性に重点が置かれているのが大きなポイント。レースにも使えるモデルとして定番になりつつある。バージョンアップでアッパー部分のフィット力も向上。
FUEL CORE URGE/フューエル・コア・アージ
前後だけではなく左右の動きにも対応したモデル。なのでランニングからジムでのワークアウトやウェイトトレーニングにも使える。ランニングシューズとしてはクッション性と安定性のバランスがいい。
1040
ニューバランスの定番モデル。クッション性が高いから初心者から上級者まで幅広く使える。ニューバランスがはじめて日本人の足に合わせて作ったシューズとしても知られており、1995年の発売開始以来もう8回もアップデートされている。
サブ4レベル向けおすすめランニングシューズ
1500
1040に次ぐ定番と言えばこれ。軽量でありながら安定性に特化している。なので、フラットソールによる足裏全体での着地(ミッドフット走法)が堪能できる。これからミッドフット走法を取り入れたいランナーにもおすすめ。
FUEL CORE SONIC/フューエル・コア・ソニック
ボアクロージャーシステム搭載でフィッティングが自由自在。足をきちんと固定できれば安定走行が可能になる。フューエル・コア・シリーズ全体に言えることだけど、普段履きとして使えそうなデザインになっているのもポイント。
FUEL CELL/フューエル・セル
フューエルシリーズの最上位モデル。新しく開発されたミッドソール素材が使われており、高クッション性と高反発力の両立に成功。高クッションで足を守りながらスピードトレーニングができる。
サブ3レベル向けおすすめランニングシューズ
HANZO S/ハンゾーS
ニューバランスのすべてのモデルの中で最も軽くて最も反発力のあるモデル。スパイクシューズのようなゴツゴツとしたアウトソールが特徴的。つま先とかかとの高低差が少ないので相当に推進力が得られる。ただこのシューズの比較対象になるのがナイキのズームヴェイパーフライやアディダスのタクミシリーズなのが厳しいところかな?
HANZO R/ハンゾーR

設計的にはハンゾーSと大きな差はない。ただハンゾーSと比べるとアッパー部分のサポート性と耐久性が強化されている。ハンゾーSよりも安定性を求めるならこっち。
(Amazonで商品を見つけられず…。よって商品ページへのリンクを貼れませんでした。)
HANZO T/ハンゾーT
エリートランナーの練習用として開発されたモデル。なのでハードな練習に耐えられるように耐久性が強化されている。すぐにへたらない軽量シューズが欲しい人はこれ一択。
今おすすめのニューバランスのランニングシューズ2選
最後に、今最もおすすめなニューバランスのランニングシューズを2モデル、ピックアップしました。
どちらも履きやすくてクッション性の高いシューズです。
1位 FUEL CELL/フューエル・セル
もしかしたらこれがこれからの新しい定番になるかも。そのくらいクオリティが高い。クッション性、反発力、フィット性とどれも申し分ない。1040よりも今風なデザインでかっこよくなっているのもポイント。
2位 1040
これはニューバランスの定番だから絶対に外せない。エントリーランナーはとにかくこれにしとけば問題ないよね。
まとめ
う〜ん、こうやって改めて見るとやっぱりニューバランスのデザイン性の高さに驚かされる。ニューバランスって色味がスゴくいいのよ。だから街中でとても目立つ。僕は路上を走りながらすれ違うランナーのシューズを横目でチェックしてるんだけど笑、遠目から見てもかっこいいのがわかるから。
ハンゾーシリーズのような新しいモデルも続々と投入されているし、もちろん新しい三村モデルがニューバランスでどうなるのかも気になるところ。
ほら、ニューバランスのスニーカーがめっちゃ流行ったでしょ。だからランニングシューズの部門でもシェアをさらに伸ばす可能性は十分にあるよね。
というわけで、これからもニューバランスに注目!
以上、ニューバランスのランニングシューズをまとめてみました。